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最近の店長は「マクロビオティック」に
はまっています(^-^)

2017/08/28


先日、図書館で見つけた「長生きしたけりゃ肉を食べるな」という若杉友子さんが書かれた本を借りました。

その内容を、”フムフム”と読んでいくうちに、そこで推奨されているマクロビオティックについてもっと知りたくなり、
マクロビオティックの提唱者である桜沢如一氏の本を読むようになりました。




マクロビオティックの提唱者である桜沢如一氏とは? 


日本ではマクロビ関係者以外はほとんど知られていないかもしれませんが、桜沢如一(さくらざわゆきかず)という人は、とんでもない凄い人だったようです。20歳くらいまでは病気がちで、その関係から石川左舷氏の食養法を学んで、身体の健康を取り戻しました。

その後、食養会などで活躍し、食事と健康の理論と実践の中で多くの病人の食事の処方箋を考え治癒させています。


そして、食養法の中の独自の陰陽理論を確立し、「無双原理」と名付けました。「無双原理」は我々が済むこの宇宙の秩序(法則)として提起された理論ですが非常にシンプルなものでした。身体の健康だけでなく科学的な理論(万有引力の法則や原子配列、相対性理論、など)もこの「無双原理」によって説明されています。海外では日本の料理や日本文化を紹介し、病を治癒させる食事法や生き方を提起する人として、ヨーロッパ、アメリカなどで有名です。


一般には哲学者として紹介されている場合もあり、海外ではジョージ・オオサワとして知られています。36歳の時に無銭旅行と題して、妻子を日本に残し、その「無双原理」の世界観を世界に問うためにフランスはパリに赴き、路地のゴミ箱を漁ったり郊外の薬草などを食べながら飢えをしのいで、暫く滞在しました。


彼はフランス語での書籍を出版するなど日本文化の発信に貢献し、後にパリ市功労賞なども受けています。その後何度もパリを訪れ、哲学者や著名人との交流、無双原理やマクロビオティックの普及に尽力しています。


また、桜沢如一氏は幼少のころより貧乏であったせいか、お金や名誉などには興味があまりなく、それよりも世界平和の実現や人間の幸福の実現などの活動に精力を注ぎました。


1955年には、日本でも有名なかのシュバイツァー博士を夫婦でアフリカに訪ね、現地の潰瘍にかかりながらも博士の治療ではなくマクロビオティックによって見事に治癒しました。しかし、残念ながらシュバイツァー博士にはその理論や実績が認められず博士の元を去っています。

世界で活躍した桜沢如一氏のマクロビオティックは久司道夫氏など多くの弟子たちに引き継がれ、1996年にはアメリカ歴史博物館であるスミソニアン博物館にその活動資料が永久保存されるべく殿堂入りしています。



桜沢如一氏は生涯で300冊以上の書籍を書き、世界を飛び回り広めたマクロビオティックは、世界数十カ国でその活動が組織的に現在も行われています。


しかし、一方で桜沢如一氏は73歳で心筋梗塞によりこの世を去ったことや、クシ・マクロビオティックの久司道夫氏も膵臓がんで89歳の生涯を閉じたことは、マクロビオティック提唱者としてどうなのか?という疑問が残るところではあります。





「無双原理」、そして「原子転換」へ 


晩年桜沢如一氏は「原子転換」などに興味を持ち実験なども重ね、その証明に寄与しています。しかし、あまりにもその理論が先進的で当時や現在でもその分野の学会では受け入れられず変人扱いなどもされることもあったようです。(現在でも生体内でも行われる「原子転換」について懐疑的な科学者は多く存在してます。というか大半が懐疑派です。)

「無双原理」にしても「原子転換」にしても、当時にはあまりにも革新的な理論であったがために専門家などからは受け入れられず苦労していました。
しかし、その理論は現在でも十分通用する素晴らしい理論だと思います。

興味がある方は、マクロビオティックを単なる食事法という側面だけでなく、その奥に展開する根本的な陰陽理論や無双原理を理解すると楽しくなると思います。というのも、ある食材や調理法がある人に良くても、違う人にはまた別の食材や調理法が良いということも多々あるからです。
体質や体調は個人個人で違い、日々変化しているからです。

私自身もまだまだ勉強中ですが、食材と同様にサプリメントやビタミンなども個人個人によって良し悪しがあって、同じ人でも時期や体調、そして普段食べている食事内容などによって健康に寄与する時もあればしない時もある。これはそれぞれの人がトライ・アンド・エラーで試していくことで自分自身に合った食事法や健康法を見つけていくしかないのです。



参考:「無双原理・易―「マクロビオティック」の原点」 桜沢如一著
   「宇宙の秩序」 桜沢如一著
   「マクロビオティックをやさしくはじめる」 久司道夫著







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